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さがす人、つくる人の住まい

 

健康住宅とは?

みなさんもよく耳にする言葉「健康住宅」とは、正しく言うと「住む人の健康維持(促進)に配慮した住宅」ということになります。シックハウス症候群が騒がれて久しいこの頃では、プラスαとして、他のアレルギー症状等にも配慮された建材が開発、販売されるようになっていますね。

健康住宅を考える上で、最も配慮したいところは「使用素材(仕上材)」と「室内換気」。

あなたが快適に暮らす為に必要なこととは何でしょうか?

使用素材

最近、私の事務所に相談に来る方の要望で一番多いのは「無垢(むく)のフローリングにしたい」です。確かに、足触りも良いしデザイン的にもグ~です。コスト的には高価にはなりますが、健康面を考えても、接着剤を多用している建材よりは良いはずです。

そこで、気をつけたいのは施工方法。健康住宅として配慮するのであれば、フローリング施工時の接着剤は無しか、最小限に抑えたいところ。ただ、この接着剤を使わないことで施工会社が恐れるのは「床鳴」というクレーム。ですから接着剤を使用する場合が殆どです。

最近の接着剤はF☆☆☆☆(ノンホルムアルデヒド)のものがほとんどですから、あまり問題にはならないとは思うのですが、科学物質過敏症が疑われる方は避けたほうが良いかもしれません。これは、フローリングだけではなく、建具や家具、装飾品等にも同様に言えることですから、少しでも不安があるなら、施工方法を検討することをお勧めします。

フローリングと同様に室内の大部分を占める「壁面+天井面」の仕上げにも配慮したいところです。そういった仕上材の代表格として自然素材の「珪藻土」や「漆喰(しっくい)」があります。ただ、こういったものの中には「珪藻土含有○%」というものが多く、本物というと高価でなかなか使用できないのも厳しい現実です。

また、ヒビが入ったり剥がれたりということも稀に見られます。もちろん、補修をするわけですが、そういうことも自然素材ならではの味として受け入れられるかどうかは、あなた次第というところでしょう。いや、それはちょっと…いう方には、珪藻土の性質を活かしたクロスや、壁材も有りますから、選択範囲は広がりますね。

また、稀にですが室内を全て「木の雰囲気にしたい」という要望もあります。無垢材を使えば確かに自然素材ですから健康住宅としては良いのですが、樹種選びによっては新築の木の匂いが原因となるアレルギー症状がでることがあるそうなので注意が必要です。

室内換気

平成15年の建築基準法改正で24時間換気が義務付けられてから5年。それでも一般的にはあまり知られていない換気分類は、大きく分けて3種類あります。

1)第1種換気法
これは一般的に住宅で多く用いられるシステムで、外部からの給気と室内からの排気両方を機械で行うものです。寒冷地では「熱交換方式(外気を暖めて給気する方法)」が主流となっており、最近では、給気自体を熱して暖房とする換気暖房システムのようなものもあります。上手く利用するとデザイン上邪魔だった暖房機が無い室内になるかもしれませんね。
2)第2種換気法
給気を機械、排気は自然に壁の穴(排気口)から行う方式。住宅ではあまり一般的ではありませんが、標準で用いている施工会社もあります。
3)第3種換気法
給気を壁の穴(給気口)、排気を機械で行う方式で賃貸のアパートなどで多く用いられているものです。コスト的には一番安価ではありますが、第1種のような熱交換が行われないため、外気が直接室内に入ってきて寒いというリスクがあります。

花粉症に苦しんでいる方にはフィルターを通って給気する第1種か第2種がお勧め。寒くても自然な空気を室内に入れたいという方には第3種というところでしょうか。

でも、一番健康的なのは、天気が良い日に窓を全開にして換気するということなのかもしれませんね。

家族の生活スタイルや身体の状態に合った素材や設備を見つけ、それらを家づくりのパートナーと相談しながらコーディネートして創り上げるのも家づくりの辛くとも楽しいところではないでしょうか。

できれば、自然の恵みを上手に活かした、健康でエコな家づくりが安価にできたらなぁと思う設計処 櫻からの発信でした。

 

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